基幹講座
遺伝システム革新学分野
研究者紹介
現在研究室で行っている、主なプロジェクトは下記のようなものです。
1.LINEって何?レトロトランスポゾン(LINE)の転移機構の解明と応用
2.奇妙な昆虫のテロメア:テロメアを標的とするメカニズムとその進化的背景
3.アゲハの幼虫は鳥の糞?昆虫体表の擬態紋様形成の分子メカニズム(写真1)
詳細については、研究室のホームページをご覧ください。
これらの研究に加えて、シロオビアゲハという南西諸島に生息するアゲハチョウのベイツ型擬態の分子機構と生存戦略についても研究しています(写真2)。シロオビアゲハは、メスの一部だけがモデルであるベニモンアゲハという毒蝶に擬態していますが、その形質は複数の遺伝子から構成されるスーパージーンによって制御されています。近縁種であるナガサキアゲハのスーパージーンと比較しながら、その適応戦略や進化的背景、スーパージーン構築の謎に迫ろうとしています。
研究者略歴
1976年 | 東京都立戸山高等学校 卒業 |
---|---|
1981年 | 東京大学 理学部 生物化学科 修了 |
1986年 | 東京大学 大学院理学系研究科 生物化学専攻 博士課程 修了(理学博士) |
1986年 | 国立予防衛生研究所 技術部 研究員 |
1989年 | 東京大学 理学部 動物学教室 講師 |
1992-93年 | 米国ワシントン大学(シアトル)動物学科 リサーチフェロー |
1993年 | 東京大学 理学部 広域理学 講師 |
1995年 | 同助教授 |
1999年 | 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授 |
2004年 | 同教授 |