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基幹講座
資源生物創成学分野

鈴木 匡 准教授 博士(農学)

Theme

植物病理学・植物分子生物学

Keyword

植物ウイルス、ウイルスベクター、RNA

Message

様々な生命現象は、まだまだ分かっていないことが多く、その研究は、とても面白く、有意義であると思います。得られた知見は人類共通の財産です。研究対象は、無限にあるといってもいいでしょう。
私の主な研究対象は、生命体として最小ともいえるウイルスです。植物ウイルスは、どうやって植物を病気にし、植物はどうやってウイルスに打ち勝とうとしているのでしょうか。そんな疑問を、分子生物学的手法、遺伝子操作を駆使して1つ1つ明らかにしつつ、ウイルスを有用資源として使えないか考えています。
ウイルス研究を通して、生命現象の解明や応用技術開発ができると思います。

研究者紹介

 東京大学農学部3年の学生実験で、電子顕微鏡でウイルス粒子を観察したことが、ウイルスに興味を持ったきっかけです。その後、日本たばこ産業(株)生命科学研究所研究員としてタバコのウイルス病の防除をテーマにしたことが、現在の基礎になっています。入社1年目に、植物ウイルスの遺伝子をクローニングし、in vitro転写によってウイルス遺伝子を再合成して植物に感染させることに成功した時の感動は忘れられません。その後、東京大学農学部植物病理学研究室助手、横浜国立大学環境情報研究院助教授時代も、植物ウイルス、植物分子生物学に関連した研究を続け、現在に至っています。
 ウイルスが古くから植物と共進化しており、ウイルスの遺伝子発現と植物の応答は切り離して研究することはできません。ウイルスの研究は、植物の今まで知られていなかった代謝や遺伝子発現を明らかにすることもできると思います。また、ウイルスベクターを利用して、植物の機能解析ができる、これも面白いところでしょう。

  • ラッカセイ矮化ウイルスの電子顕微鏡写真

  • 植物の病徴の観察

研究者略歴

1983年 東京学芸大学付属高等学校 卒業
1987年 東京大学 農学部 農業生物学科 修了
1989年 東京大大学大学院農学研究科 修士課程 修了
1989年 日本たばこ産業株式会社生命科学研究所 研究員
1996年 東京大学大学院生命科学研究科 助手
1997年 博士(農学)取得
2001年 横浜国立大学環境情報研究院 助教授
2005年 東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授