入試について(Q&A)
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入試Q&A
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「専門基礎生命科学及び小論文」ではどのような問題が出題されるのでしょうか?
「専門基礎生命科学」では、高校の生物から大学の教養課程程度の生命科学(生物学、生化学、遺伝学など)の基礎知識と理解力を問う問題を出題する予定です。標準的な教科書のレベルを大きく越えることはありません。「小論文」は、生物学の知識を問うものではなく、論理的記述能力や独創性を問うものです。過去の問題が本専攻ウェブサイトからダウンロードできますので、参考にしてください。
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「外国語 英語」はTOEFL-ITPとのことですが、どのような内容でしょうか。TOEFLを受験した経験が無く不安です。
TOEFL-ITP (Institutional Testing Program)とは、大学が会社との契約で実施する「特別なTOEFL」で、一般の人が個人で受ける「普通のTOEFL」(TOEFL-internet Based Test)とは異なり、紙ベースの試験であって、スピーキングが無く、ヒアリングが1/3、筆記が2/3というものです。詳細はこちらをご覧ください。実施する試験はレベル1となります。
- リスニング 50問 35分 北米で話されている標準的な英語を理解する力を問います。
- Part A:2人の話し手の会話
- Part B:Part Aより長めの会話
- Part C:ショートトーク
- 文法と表現 40問 25分 標準的な文章表現や文法の知識を問います。
- 前半:文中の下線部に正しい語句を補い文章を完成させる
- 後半:文章中の誤った表現を選択する
- 読解 50問 55分 英語圏の大学で授業に取り上げられるようなトピックを用いて、読解力を問います。問題内容は特に専門知識を必要とするものではなく、様々な学術分野から出題されます。
リスニングの割合が1/3と高く無く、スピーキングも無いことから、リスニングやスピーキングに不安のある方も心配する必要は全くありません。事前の手続きは一切不要で、当日、会場に来て受験するだけです。見本問題をこちらから見ることができます。
- リスニング 50問 35分 北米で話されている標準的な英語を理解する力を問います。
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「口述試験」ではどのようなことを訊かれるのでしょうか。
口述試験では、卒業研究など学部での研究・実験のこと、卒業研究を行っていない場合には大学等で行った実習のこと、実習も行っていない場合には最近読んだ科学に関する論文等について、まず簡単に説明していただきます。それらを材料にして、質疑応答を行います。
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「入学後配属」とはどのようなシステムでしょうか。
「入学後配属とは」の項目をごらんください。当専攻に独自のシステムであり、利用した人からは評判の良いものです。
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各研究分野には定員があるのでしょうか。定員がある場合、出願時に志望研究分野を申告したけれどもその定員に入れなかった場合には、どうなるのでしょうか。
各研究分野には、それぞれ数名の定員(配属枠)があり、入試成績の順に配属されます。合否は、志望研究分野にかかわらず点数のみで決まります。志望研究分野を申告し合格しても定員に入れなかった場合は「入学後配属」となり、はじめから志望研究分野を申告しなかった人と同じシステムで入学後に配属されます。したがって、入学後配属の枠のある分野を志望していた場合には、入試の時点で配属枠に入らなかった場合でも、入学後配属でやはり同じ分野に配属される可能性があります。
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私は大学で生命科学でない学問分野を勉強していますが、大学院では生命科学を学びたいと考えています。講義や研究についていけるでしょうか。
本専攻は、あらゆる学問分野からの熱意あふれる学生を歓迎します。なぜなら、既存の学問分野の融合による新しい学問分野の創成を目指しているからです。学生にとっても、学部で勉強した内容と、本専攻で学ぶ生命科学のふたつの得意分野をもつことは将来アドバンテージとなります。実際、ある5年間の合格者375名のうち、56名が生命科学に関連しない学部・学科の出身者で、その中には文系の出身者も含まれていました。学部で生命科学を学んでこなかった人も、当専攻では基礎的な知識を「基礎生化学・分子生物学」や「生命科学実験解析学」という講義で学ぶことができます。
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私は外国人ですが、日本の大学の卒業(あるいは見込み)なので「外国人等特別選考」に該当せず、「一般」で受験することになります。筆記試験は全て日本語で答えないといけないのでしょうか。
修士一般入試の「専門基礎生命科学及び小論文」の問題は日本語ですが、答案は日本語で書いても英語で書いてもかまいません。日本人の方も同様です。
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受験前に志望研究分野の教員とコンタクトをとった方がよいでしょうか。
博士課程を受験する場合には、指導を希望する教員とできる限り連絡を取り、研究内容について相談してください。(ただしコンタクトが無ければ受験できないというわけではありません。)
修士課程を受験する場合にも、研究内容等について詳しい質疑応答ができるので、志望研究分野の教員に直接話を聞くことをお勧めします。できれば、研究室を訪問して、研究の現場を見たり、在学生の話を聞いたほうが良いでしょう。その方法は二通りあり、ひとつは、専攻入試説明会の際に開催されるオープンラボに参加することです。もうひとつは、直接、志望研究分野の教員にメール等で連絡を取り、アポイントメントをとって研究室を訪問することです。いずれの方法でも、構いません。
なお、出願締切り後は、志望研究分野の教員への問い合わせはできず、入試関連の事務的な内容に関する専攻入試委員長への問い合わせのみ可能となります。
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東京大学外部からの受験生は、東京大学内部からの受験生と入試の時に差がつけられるのでしょうか。
内部推薦あるいは東京大学出身者を優先する仕組みは全くありません。先端生命科学専攻では日本全国はもちろん、世界中の大学などからの受験生を大いに歓迎します。
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2023年度(入学)入試(2022年8月実施)の変更点について教えてください。
昨年度の入試はすべてオンラインでしたが、2023年度入試は、修士一般の筆記試験(英語、専門・小論文)は、会場受験となります。修士一般の口述試験、修士(外国人等特別選考)、博士はすべて、オンラインでの実施となります。詳しくは研究科学生募集要項、専攻入試志願者案内をご参照ください。また、質問がある場合には専攻入試委員会 @ あてにメールでお送りください。
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2023年度入試では、修士一般受験では英語のスコアシートの提出は必要ないとのことでしたが、新型コロナウイルスの状況でオンライン受験になった場合、スコアシートの提出を求められることはありますか。
新型コロナウイルス感染拡大状況の悪化等により大学・研究科が対面での試験を禁止した場合、出願者にTOEFL-iBTのスコアシートの提出を求める可能性があります。その場合には、速やかに出願者に連絡するとともに、新にTOEFL-iBTを受験する必要がある出願者を考慮して、提出の期限・方法締等に十分に配慮する予定です。 -
口頭試験はPCと書いてあったのですがタブレットでも可能でしょうか?
口頭試問はオンライン実施ですが、カンニングや他者のサポートが受けられない状態であることが必須です。そのため、他者と容易に連絡をとれるタブレットは禁止します。 -
入試当日は柏の葉キャンパス駅からシャトルバスは出ますか?また、定員オーバーで乗れないこともありますか?
2022年4月現在、来訪者につきましては、新型コロナウイルス感染症対策のため乗車人数の制限を行っている関係上、シャトルバスをご利用いただくことができません。しかし、入試当日は臨時のバスが出る予定です。直前に研究科HP等で情報を確認してください。 -
大学の成績証明書が紙媒体で発行される場合、出願は紙媒体をPDFスキャンしたものでよいか。
それで結構です。ただし、文字が読めるように解像度に注意してください。
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