専攻・教育Q&A

• 私は大学生・高校生ですが、この専攻や研究に興味があります。どうすれば良いでしょうか？

  私たちは学部生や高校生のみなさんからの連絡を歓迎します！ぜひ「分野･教員一覧」のページから興味のある教員を探し、電子メールで直接コンタクトを取ってみてください。見学などの相談にも、乗ることができます。

   

  また毎年４月〜６月には大学院入試説明会を開催しており、本専攻の入試について説明するだけではなく各研究室でどのような研究に取り組んでいるかについても紹介しています。受験を控えた大学学部４年生など以外でも参加可能ですので、ぜひ、ご参加ください。説明会の後には、柏キャンパスの研究室を見学することもできます。

   

  東京大学の学部１・２年生（駒場生）向けには、全学体験ゼミナール「先端研究体験学習柏キャンパスサイエンスキャンプ」も開講しています。

• 奨学金などの学生生活の支援制度はありますか？

  あります。新領域創成科学研究科ウェブサイトの「経済的支援」のページに情報がよくまとまっていますので、参考にしてください。特に、修博一貫の「東京大学国際卓越大学院教育プログラム（WINGS）」や、博士課程学生対象の「グリーントランスフォーメーション(GX)を先導する高度人材育成」プロジェクト（SPRING-GX）」および「日本学術振興会特別研究員」によって多くの学生がサポートされています。日本学生支援機構（JASSO）の大学院第一種奨学生の貸与奨学金は無利子であり、修了時の業績が優れていた場合には返還免除の対象になります。

  そのほか、国際学会への参加を支援する制度や、修士課程・博士課程学生向けのティーチングアシスタント・チューター制度なども設けられています。詳細に関する情報が必要な場合には、教員か専攻事務に問い合わせてください。

• 講義の全体像を知ることはできますか？

  先端生命科学専攻では、多くの特色ある授業が提供されています。

  世界で活躍するためには、自分の研究結果を英文雑誌に投稿する、国際学会で発表するなど、英語で発信する能力が不可欠です。「生命科学英語特論・生命科学英語演習」では英語の論文や総説の書き方、英語によるポスター発表の仕方など、実践的な演習も交えて研究結果を英語で発信するためのノウハウを伝授します。

  「生命科学実験解析学」では、生命科学研究の基礎となる統計学を理解するとともに、データの客観的な解析手法を修得します。

  「先端生命科学研究論」では先端生命科学専攻の各研究分野でどのような研究が行われているか、全研究分野について概説します。

  「先端生命科学総合演習」では研究テーマの設定、立案、発表に至る論理的思考法を体得してもらいます。

  他に、最先端の生命科学研究を行う科学者がいま考えなくてはならない倫理的課題について理解を深める「科学技術倫理討論演習」、生命科学の第一線で活躍する学内外の研究者を講師とする「生命科学概論」、および各教員が担当する各専門科目は、新領域・先端の名にふさわしい、他の専攻では聞くことの出来ないユニークな内容になっています。

  また「基礎生化学・分子生物学」では、実験生物学の研究活動において必須である基礎的な生物学の講義を行い、学部で生物学を履修していない人もすぐに生命科学の第一線にたって縦横に活躍できるように工夫されています。

  詳しい内容については、「カリキュラム」の項をご覧下さい。

• 他の研究科、学部の授業は受けられますか？

  東京大学全学開放科目と位置付けられる「生命科学大学院共通セミナー」「生命科学共通講義」では、他の研究科・学部の講義を遠隔講義あるいはアーカイブの形で受講することができます。

  また、指導教員の許可を得ることにより、他の専攻または研究科の科目を単位とすることができますし、他の研究科から本専攻の授業を受けていただくことも可能です。

• 研究や研究以外のことで困った時に、指導教員以外の教員に相談することはできますか？

  大学院生活の間には、指導教員にしにくいような相談をしたくなることがあります。そのような場合のために、先端生命科学専攻では、「教育研究指導委員会」と呼ばれる独自のシステムをしっかりと用意しています。入学年度毎に３～４名の教員がその学年担当の委員となり、大学院修了まで同じメンバーで、学生と一緒に解決策を考えます（いわば「学年担任」のような存在です）。学生からの相談依頼を受けるだけではなく、定期的な面談等を実施しています。

• 取得できる修士学位、博士学位の名称は何でしょうか？

  修士（生命科学）、博士（生命科学）となります。
  英語表記はそれぞれ Master of Integrated Biosciences、Doctor of Philosophy (いわゆる Ph.D.)となります。